歯の検診に行ったら、親知らずに虫歯があることが見つかった。 |
そのほかの過去の虫歯治療の記録はこちら→虫歯を治す 過去の記録
※古い日付のほうが上にあります。
2002年9月2日(月)
歯医者からハガキが来た。
前回の治療から半年たったので、ぜひ定期健診を受けてください。ご予約お待ちしております。
みたいな内容の。
さすが、患者のケアが行き届いているというか、商魂たくましいというか。
さっそく電話して予約する。
「担当の先生はお決まりですか?」と聞かれる。
決まってはいるのだが、名前を知らないので、「わかりません」と答える。
そう、いつもの先生の名前を知らないのだ。
フジテレビのF1中継のピットレポートの川井ちゃんに声がそっくりなので、
私の中ではこっそり、川井先生と呼んでいたのだが。
「診察券にハンコが押してありませんか?」
ん? 確かに押してある。なんて読むのかわからないけど“平工”というハンコだ。
ははぁ、これが川井先生の本名なのですか。
で、平工という名前を告げると、
「その先生は退職しましたので、じゃぁ、別の者になりますね。」と言われる。
なにっ、川井先生やめちゃったのか。DHとの確執とか。
で、予約は11日(水)の15:00から
9月11日(水)
検診に行く。
DH進藤さんが来て、最初に歯のレントゲンを撮るとのこと。
しかし、なんか進藤さんの対応が悪いな。事務的すぎるというか、つっけんどんというか。
お互い知らない仲じゃないんだから、もうちょっとあいそよくしてくれてもいいじゃないか。
レントゲンを撮り終わると、いすに座らされ、現像しているので待てと言われる。
待っていると、進藤さんがレントゲン写真を持って現われ、
なんとそのまま検診を始めるっぽい。
まぁ、検診程度だったら、DHの人の仕事だってことなんだろう。
レントゲン写真を見ると、改めて私の歯並びの悪さがわかる。親知らずなんて、真横に生えてるもん。
で、検診の内容。
最初に、痛いところや気になるところはないか聞く。特にないと答える。
例の先がまるいミラーを歯に当てながら、調べていく。
なにも言われなかったが、新しく虫歯とかできてないってことだろうか。
歯ぐきを調べるとか言って、(たぶん)歯と歯ぐきのあいだに針状のものを当てていく。
歯ぐきは健康です、と言われる。よかった。
歯磨き指導。
歯と歯ぐきの間を力を入れないで磨くよう、実際にはぶらしを当てながら指導される。
よごれを取る。(たぶん)水流ジェットブラシみたいなやつで、奥歯を中心に掃除。
てなところ。
検診の間は、進藤さんもちゃんとあいそよくて、よかった。
そんなことより、進藤さんもこの半年でDHとして成長したのだろうか?
今回は見てもらっただけなのでよくわかんないけど、落ち着きとテキパキ度は上がってるような気がする。
終わったら、恐らく先生に指示を仰ぎに行ったのだろう、進藤さんが席をはずす。
戻ってきて、次回は歯のクリーニングを行ないますと言われる。
え? 今回だけで終わりじゃないんだ。
治療(というか検診)時間は30分。1780円。
次回は9月18日(水)です。
9月18日(水)
仕事の都合で、歯医者へ行けなくなったので、電話して予約を変更してもらう。
で、次回は9月25日(水)に。
9月25日(水)
今日は歯石を取ってもらう。
担当は前回に引き続きDH進藤さん。
どうやって歯石を取るのかというと、先がカギ型の細長い金属の棒のようなもので、
歯を引っかいている感じ。そんなにガリガリやって大丈夫なのかとちょっと心配になる。
歯ぐきのあたりを引っかくときは、ちょっとだけチクッとする。
歯石を取ってもらいながら、私の特に歯並びの悪い部分について
歯の磨き方を指導される。
下の歯の歯石を取ったところで、水流ジェットブラシ(勝手称)で仕上げて終了。
先生に指示を仰ぎに行くそぶりも見せなかった。
その後、もう一度、実際にはぶらしを歯に当てながら指導。
うーん、鏡を見て丁寧にみがくしかないかな。
次回は上の歯の歯石を取るとのこと。
治療(?)時間は30分、660円。
次回は10月2日(水)です。
10月2日(水)
今日は上の歯の歯石を取る。担当はDH進藤さん。
前回と同じように、金属の棒のようなもので、歯をガリガリやる。
最後にデンタルフロス(糸ようじの糸だけ)で歯と歯の間をみがく。
えっと、それって、前回下の歯のときはやらなかったけど、いいんですか?
歯石取りが終わって、次回、例のPMTC(2月13日の項参照)をやるかどうか聞かれる。
まぁ別にやらなくてもいいのだが、一応やることにする。
と、そのとき。
進藤さんが、患者の歯にかませる直径8mm長さ20mmくらいの綿の棒が入った入れ物を
手に引っ掛けてひっくりかえし、綿の棒が床にちらばった。
うーん、やっぱり進藤さんはこうでなくっちゃ!
ていうか、そんなことはどうでもよくて、今日は衝撃の事実が! このあとすぐ!
進藤さんが私のカルテを持って、たぶん先生のところに行き、そして戻ってきて
大変ショックなことを言った。
「親知らずが3本と、奥歯に1本虫歯ができています。
親知らずは抜いたほうがいいでしょう。」
え? 抜く? 抜くって言った?
親知らずを? 3本とも?
ちょちょちょっと、待て待て待て。顔にタテ線が入る。そこへ進藤さん、
「いきなり3本も抜くって言うと、ちょっと怖いかもしれませんので、
次回PMTCをやって、そのあとまた考えましょう。虫歯は自然治癒はしないので
ちゃんと処置したほうがいいですよ。」
結局抜くのか。いやだなー。いずれにしろ、そういうことは、こないだ検査したときに言ってほしかった。
言ってくれたからって、なにが変わるワケでもないけど。
このままバックレたい気分だ。
そんなワケで次回は10月9日(水)
今回の治療時間は25分、1180円。
前回下の歯のときは660円で、なんで今回は1180円なのか
小一時間問い詰めたいところ。デンタルフロスを使ったからなのか?
10月9日(水)
PMTCをしてもらう。
担当は、やはりDH進藤さん。
まず顔にタオルみたいなのをかぶせられ、何も見えなくなる。
これは、粉が飛ぶかもしれないから、とのこと。ははぁ、どうやら粉を使うものらしい。
で、前にも(2月13日の項参照)やってもらったように、回転するブラシというかモップみたいなやつで歯をみがいていく(たぶん)。最初は粗けずりというか粗みがきみたいなの、次に仕上げみがきみたいなのをする。
この途中で、進藤さんが、私の口の中に何か落っことした! 進藤さん、相変わらずでナイス。いや、ナイスじゃねぇよ。
いつも思うことだが、口をずーっと開けて、中に何かつっこまれてると、のどの奥につばがたまってくる。もちろん、ときどき吸引器でそれをとってくれるのだが、それでもつばを飲み込みたいときがある。で、このタイミングが難しい。なにしろ、器具を口の中につっこまれてるので、ヘタに動くとあぶないかもしれないから。なので、歯医者側の人はときどき、つば飲みタイムを設けてくれることを提案したい。勧告したい。
さて、みがくのが終わったら、いったん口をゆすぐのだが、こないだのときは、なんか緑の水でゆすいだのに、今回は普通の水だった。
そのあと、歯ブラシでフッ素をぬってくれる。
作業としてはこれで終わり。
さて、懸案の親知らずの虫歯だが、やっぱり抜くらしい。
1.右下の奥歯の親知らず側に虫歯ができている。2.この親知らずは横向きにはえていて、奥歯の治療が難しい。3.その親知らずそのものにも虫歯がある。のだそうだ。
まず、次回は親知らずを抜き、次々回から虫歯の治療に入るとのこと。で、上の歯の両親知らずにも虫歯があって、それはそのあとになる。やっぱり抜くべきだが、3本連続はつらいかもしれないので、いったん日にちをあけてもいいとのこと。進藤さんは「どうされます?」と言ってくれたが、知るかそんなこと。そのときになって考えます、と言っておく。
わかったよ、抜きゃいいんだろ、抜きゃ。ああ、抜け抜け。全部抜いちまえ! さぁ、殺すなら殺せ。
そんな気分。
治療時間は、あっ、チェックし忘れた。30〜40分といったところだろうか。3100円。
次回は、「親知らずの抜歯ですね、外科の予約が取れるのが18日以降になります」ということらしく、そして18日はたぶん、仕事の都合で来れないと思われるので、21日(月)にしてもらう。
ていうか、外科? 外科なんだ。歯を抜くのは、歯医者ではなくて、外科医になるのか。
ふぅ。
10月21日(月)
いよいよ親知らずを抜く日がやってきた。
親知らずを抜くことに関しては、友人知人連中から
顔がはれるだの、熱が出るだの、1週間くらいまともなものが食えないだの
ろくなことを聞かされてないため、ちょっぴり緊張しながら歯医者に向かう。
今日の助手は、初めて見る人で、「DH
薙野」さんという。
男の先生がやってきて「体調は大丈夫ですか」と聞かれる。
やっぱ、体調がよいときでないとまずいのだろうか。
かぜ気味だったが、「大丈夫です」と答えておく。しかし内心、不安になる。
台に寝かされ、顔にタオルをかぶせられる。これで何も見えなくなる。
今日抜くのは、右下奥の親知らず。最初に麻酔を打たれる。
歯のまわり6〜7箇所に打たれる。ま、これはちょっとチクっとするだけで別に痛くはない。
麻酔が効くまで5分ほど放置。クチビルと舌がしびれてくる。
口が閉じられないような器具みたいなのを口の中に入れられる。
見えないから何をやってるのかわからないけど、最初はなんかでぐいぐい押されてる感じ。
なんか、ペンチみたいので砕いてるのか?
時々、キュイーンとけずってる音が聞こえる。
先生がなんかつぶやいたのだが、助手に指示を与えたのかもしれないが、
私には「引っこ抜いちゃうか」と言ったように聞こえてギクリとする。
そしてペンチみたいので歯をつかんでグラグラさせ、力をこめて引っこ抜くっぽい動作。
なんか知らないけど「バキッ」という音。
しばらくそんなことを繰り返し、
ガーゼかなんかで液体をつけてる感じがあり、「もうすぐですよ」と言われる。
そして、何か複雑な作業をしてるっぽく、
人から聞いた話と、張った糸のビーンていう音がすることから考えて
どうやら、抜いたあとを縫ってるらしい。
そしてどうやら終了。抜いたあとにガーゼをかまされ、あごに氷を当てて冷やしながら5分ほど放置。
この間に、横の机(?)を見たら、抜いたばかりの血だらけの歯が置いてあった。
作業中の印象からはもっと細かく砕いてるのかと思ったけど、
表面のあたりとそれ以外の2片しかなく、それ以外の部分は歯がまるまる抜かれた感じだった。
DHの人が戻ってきて、注意の書かれた紙と、血が出てきたときのためのガーゼを渡される。
紙には、抜いたあとを触るなとか、酒を飲むなとか、フロに入るなとか書いてある。
今日は安静にしてください。とも言われたが、今から会社行って仕事だっつうの。
治療時間は50分。2990円。
紙を渡され、別の階にある薬局で薬をもらってくれと言われる。
で、薬局に行くと、化膿や炎症を抑える抗生物質と痛み止めをもらえた。470円。
明日、消毒をするとのことで、次回は明日の22日です。
しかし、麻酔が効いていたためか、心配したほどでもなかったな。
別に痛くもなかったし。
終わったあと、鏡を見てみたけど、別にはれてる様子もないし。
3時間ほどたちました。ああ、いい感じに麻酔が切れてきました。
じんじんじんじんじんじんじんじんじんじんじんじんじんじんじんじんじん。
うーん、そんなに痛いというワケではないんだけど、ちょっとつらいかも。
出血もしてるっぽいなぁ。
じんじんじんじんじんじんじんじんじんじんじんじんじんじんじんじんじん。
もらった痛み止め飲もっと。
10月22日(火)
いやー、しかし、昨日の夜はつらかったなー。
あんまり効いてるとは思えない、痛み止めの薬を
薬局のお姉さんに「1日4錠まで」と言われたので
6時間ごとに飲みつつ、眠れない夜でした。
内からくる痛みというか、にぶくて重い痛みというか
まるで、親知らずを抜いたときのような痛み。
まぁ、でも結局、寝ることはできて、朝目覚めたら、痛みはほとんどなくなっていた。
顔はれてる? よく見るとはれてるかな、って程度。
食べ物をまともにかめないので、カロリーメイトゼリーとかプリンとか
ほとんど流動食を食う。
さて本日は、消毒と、経過を見てもらうため歯医者に。
まず、DH進藤さんがガーゼでなにかつけてくれる。たぶん消毒用の液体。
「なにか質問とかありますか」と言われたので、
「物がちゃんと食べられないんですけど……」と聞いてみたら、先生を呼びに行った。
昨日の先生が来て、もう一度消毒。中をちょっと見て
「化膿とかは無いので、1週間ほどしたら糸を抜きましょう」、
「2〜3日は食べにくいと思いますが、反対側の歯でかむなどしてください」
うんぬん。
ところで、この先生、私は歯を抜くための専門の外科の先生なのかと思っていたら
どうやら、歯科の先生のようだ。
そして、退職した川井先生こと平工先生に代わる私の新しい担当であるところの白井先生らしい。
ふーん、歯医者は外科の勉強もしてるんだな。たぶん。
治療時間は10分。100円。安! でもきっちり取るんだ。
次回は10月28日。抜糸です。
10月28日(月)
ここ1週間の親知らずあとの様子。
実は、痛みはそこそこありました。なんか、夜寝るころになると少し痛くなってくる。
とは言ってもそれほどたいした痛みではないのだけど。
まぁ、“ぬうほどのケガ”をしたのと同じことだからある程度は痛くて当然か。
そんなことより、痛いということもあって、やっぱりロクな食事ができない。
おかゆとか、ほとんど飲み込むようなものばっかり食ってます。
昨日、カップヌードルに挑戦して、30分くらいかけて完食。ふう。
さて、本日は抜糸です。
助手はDH薙野さん。いすをたおし、例によって、目の上にタオルをかけられる。
先生がやってきて口の中に何かを入れ……パチッという音。たぶん、糸の結び目を切った音だろう。
ややあって、パチッ、パチッと合計3回。これは糸で3針ぬってあったということだ。
そして消毒?
で、「はい、終わりです」
え? え? いつの間に糸抜いたの?
糸を抜く瞬間は少しは痛いかなーと思って覚悟していただけに少し拍子抜け。
今回はこれで終了。
次回から、抜いた親知らずとそのとなりの奥歯の間にある虫歯を治していくのだが、「キズ口が完全にふさがってから、虫歯の治療していきましょう。それまで2週間くらい間をあけます。」とのこと。やっぱ“キズ口”という扱いなんだ。
治療時間は5分、速っ! 100円、安っ!
次回は11月11日です、うまっ!
抜糸後ですが、なんか痛みも少なくなったし、軽くなった気分です。
奥歯にはさまっていたものが取れた感じというか、
胸のもやもやが晴れた感じというか。
11月11日(月)
さて、今日からいよいよ虫歯の治療。
と思いきや、今日はたんなる検診だけだった。
歯医者のいすに座ると、まずDH薙野さんが、痛みは無いですかーなどと聞きながら抜歯あとを消毒。
先生が来て、抜歯あとを調べ、
「あと10日から2週間くらいおきましょう」との発言。
もう痛みも(ほとんど)無いし、基本的に問題はないのだろうが、
自分で鏡で見てみると、歯のあったところに大穴開いてるしなぁ。
その穴にご飯つぶとか入るもん。
こうしてみると、歯を抜くってのは結構は大事なんだなぁと改めて気づく。
だって、言わば全治1ヵ月ってことでしょ?
てなわけで、最後に先生がもう一度消毒して終了。
時間は10分、100円。
次回は10日後の11月21日です。
11月21日(木)
今日からいよいよ虫歯の治療に入る。
今日の助手の人はDH:高田さんという初めての人。
まず、高田さんが「麻酔を打ちますけど、その前にしびれる薬を塗ります。」と言ってなにか塗る。
へぇ、そんなものがあるのか、言わば、塗る麻酔みたいな感じだろうか。
ていうか、なにっ! 麻酔? そんなに大きな虫歯だったのか!
で、しばらく待つと先生がやってきて麻酔を打つ。4ヵ所に打った。
いつものように、チクッとするだけだったが、そのチクッ具合が今日はちょっと痛め。
麻酔は、歯を削ってるときぜんぜん痛くなくていいんだけど、切れたあとが痛いからなー。
いつもなら、ここで5分ほど放置されるところだけど、
今日は歯の型を取られた。高田さんが上の歯に例のねんどみたいなものを当てる。
そして今までなら、ここで、しばらく噛んでろと言われるのだが、麻酔を打ったからか、高田さんが2分ほど押さえていた。
上の歯型を取ると、目の上にタオルをかぶせられた。
どうやら、どんな治療でも目を隠すことにしたらしい。まぁもともと手元は見えないのだからいいんだけど、個人的には見えてたほうがいいなぁ。それとも、先生とか助手が患者に見られるのがいやなんだろうか。
そして、久しぶりに聞いたキュイーンというドリルの音。
しばらく削って、口をゆすぐ。
型を取りますといって、先生が下の歯にねんどを当て、やはり手で2〜3分押さえつける。
そして口の中で何かごにょごにょやって、もう一度ねんどを当てて型を取る。ふむ、念入りだな。
と思ったら「よし、じゃぁ、今取ったやつでいこう。」と言ってるのが聞こえたから、
どうやら1回目のやつはいまいちちゃんと取れなかったらしい。
そう言えば、歯の横っつらを削ってるっぽかったので、型が取りにくかったのかも。
「じゃ、あとはなんとかかんとか」と高田さんに言い残して先生は去っていった。
で、高田さんが、口の中に、例の直径8mm長さ2cmくらいの綿棒を入れて……うわっ、久しぶりにシンナーのにおい。歯になにか詰め物的なものを塗っているのだな。
そしたら、先生が後ろで塗り方を指導してるらしき声が聞こえたので、
この高田さん、結構新人なのかも。
で、最後に先生がもう一度来て、
「次回金属を詰めますが、保険のきく普通の金属と、保険がききませんけど、金(きん)を使って、ちゃんとした技工士さんに作ってもらうものとありますけど。ただし保険がきかないものは4万円ほどかかってしまいますが。どちらにしますか?」と聞かれた。
よよよ、よ、4万円?
「じゃぁふつうのやつで」と速攻で、ただし麻酔のきいたあいまいな声で答える。当たり前だ。「ちゃんとした技工士さん」などという言葉にはダマされないぞ! でも、本当はそっちのほうがいいのかなー、とちょっと不安にもなる。
そして、続いて先生「上の親知らずも時期を見て抜いたほうがいいと思います。」といやなことを思い出させる。あと2本も抜くのかと思うと萎えるなぁ。
お疲れ様でした。と高田さんに言われるが、私の口の中にはまだ綿棒が入ったままだったのでそのことを指で指摘すると、高田さんは平謝りだった。やっぱ新人さんなのかな?
というワケで治療時間は35分。1740円。
次回は28日です。
2時間たちました。
どうやら、麻酔がきれてきたっぽい。が、そんなに痛くはなく、ちょっとしみるような感覚。ふぅ。
11月28日(木)
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』を読んで夜を明かす。ダメだ……。寝なきゃダメなのに。
それはともかく、今日の助手は久しぶりにDH進藤さん。
「痛みはありませんでしたかー?」の質問に「ちょっとしみる気がします」と答えておく。
進藤さんが、「仮詰めはがしますから、ちょっとしみるかもしれません」
と言いつつ、先週塗った仮詰めをはがす。ふむ、しみるというより、ちょっとすーすーする感じ。
「金属はめますからちょっとしみるかもしれません」
と言いつつ、先週型取りしたやつで作った金属の歯をはめる。
おうわっっと、これは痛い! 金属をはめる瞬間が痛くて、露骨にしかめっつらしたためか、
「大丈夫ですか?」と言われる。
うーん、これでかみ合わせみて、また削ったりして何回もはめたりはずしたりするのかと思うと気がめいる。
ところが、なんと一発でかみ合わせオッケーだったようで。ホッとする。
「乾かさないと金属がくっつかないので、エアーをあてます。ちょっとしみるかもしれませんが、がんばってくださいね」と言いつつ、エアーをシューッ。
ギャアアァァァーーーーーーーーーーッッッ!!!
痛すぎる! 脳天直撃!
この歯医者に通いだして、初めて「うっ」と声をあげてしまった。
(実際には大きく口を開けたまま出す「あ」と「う」と「え」の中間のような音)
そのあとは、進藤さんが手早く処理してくれたので、そんなに痛くはなかった。
最後にもう一度かみ合わせをみて終了。進藤さんは、となりの部屋で治療をしてる先生に金属をはめ終わった旨の報告と指示を仰ぎに行く。
戻ってきた進藤さんに、「ちょっとしみてるんですけど、これは消えるもんなんですか」
と質問してみる。すると進藤さん、また先生のところに聞きにいく。
きっと、今ごろは治療されてる人が「先生の作業中に話しかけるなよ」とか思っているに違いない。
戻ってきた進藤さん。「神経の近くまで削っているので、最初のうちはしみるかもしれませんが、
そのうち体のほうが、神経をブロックするような部屋をつくりますので、痛みはなくなります」とのこと。
本当かよ?
それから、「もしいつまでも痛いようだったり、痛みがひどくなるようでしたら、お電話してください」だって。当たり前だ。
また、「金属は熱を通しやすいので、熱いものや冷たいものを食べるとしみると思います。なるべく反対側の歯で食べるようにしてください。お疲れ様でした。」とのこと
そんなこんなで、今日は先生は現われず。
治療時間は20分。1750円。
次回は12月4日。右上親知らずの抜歯です。体調に気をつけねば。
その後、食事とかしてみたけど、そんなにしみるということはないな。微妙にしみるっぽい、ぐらいな感じか。でも、なぜか、ペットボトルのお茶を飲むとしみる。きっとお茶の中の成分かイオンが歯の金属と反応して…ぶつぶつ。
12月4日(水)
今日は、仕事の都合で歯医者へ行けず、電話して予約日を変更してもらった。
過去の経験からいって来週になるのかとおもったら、あさっての6日(金)になった。
ところで、虫歯を詰めたあとの様子。
冷たいものを一気に飲んだりしないかぎり、しみたりはしなくなりました。
神経をブロックする部屋ができたのだろうか。
12月6日(金)
今日は右上の親知らずの抜歯。抜歯は2回目とはいえ、やはり不安だ。歯医者に近づくにつれ、足取りが重くなる。
さて、今日の助手はDH薙野さん。
まず、歯ぐきに何か薬を塗る。先生がきて、麻酔を打つ。ずいぶん何ヵ所も打ってるなぁ。歯の周り10ヵ所くらいに打った。そして麻酔が効くまで待たされる。
待っている間に、薙野さんから、先週、詰め物をした直後しみていたみたいだけど大丈夫ですか? みたいなことを聞かれる。一応大丈夫だと答えておく。
ほほぅ、先週の助手はDH進藤さんだったけど、そのへんの情報共有はちゃんとできてるんだな。カルテにちゃんと書いてあるのだろう。
さて、麻酔が効いたと思われる頃、先生がやってきた。
いつもだったら、麻酔が効いてくると、もっと口の中がしびれた感じになるんだけど、今日はぜんぜんふだんと変わりない。ちゃんと麻酔効いてるんだろうか。ちょっと心配。どきどき。
例によって、目の上にタオルをかぶせる。むぅ、銃殺刑に処せられる人はこんな気分なんだろうか。
今日はでかいペンチのようなもので、一気に抜いてる雰囲気。バキバキと音がして、どうやら抜けたらしい。あっさり。ぜんぜん痛くないので、麻酔はちゃんと効いていたようだ。
そして、止血のためにガーゼのかたまりをしばらく噛んでいろと言われる。
ん? 傷口を縫った様子がないけど、いいのかな?
で、5分ほどたったら、薙野さんが傷跡を確認、血は止まりつつあるので大丈夫です、あと今日はあれもするなこれもするなお薬出しておきますので食後に飲んでくださいうんぬん、とかとか言われて終了。
なんかあっけなかったな。ちなみに今日抜いた親知らずは、きれいに真下に向かって普通の歯と同じように生えていたので、抜くのもラクだったのかもしれない。そういえば、傷口も小さいと言われたな。
治療時間は30分。1540円。薬代が410円。痛み止めの薬が、前回は6錠あったのに今回は3錠しかないことから考えても症状は軽いのだろう。
これを書いてる今はまだ麻酔が効いているので、麻酔がきれたらどうなるかわからないけれど。
次回は消毒と経過を見るとのこと。9日の予約です。
6時間ほどたちました。麻酔は切れてるハズなんだけど、そんなに痛くないなぁ。
まったく痛くないと言うとウソになるけど。ハレてる様子もないし。
前回は、しばらく流動食しか食べられなかったけど、今回はそんなこともなさそうだ。
12月9日(月)
本日は、抜歯跡の検査と消毒。
DHは、以前に1度見てもらったことのある、高田さん。
痛みはありませんかとお決まりの質問に、大丈夫ですとお決まりの答え。
抜歯跡をミラーで見て「傷口は順調に直ってます」と言われ、消毒してもらって終了。
なんか、順調ですな。食事も、抜いたほうで噛むのはちょっと怖いけど、右下を抜いたときみたく、
流動食しか食べられないなんてこと全然なく、普通に食べてるし。
やっぱ、人に聞いても、上の親知らずを抜くのはラクらしい。
しかし、こないだ詰め物したときあんなに痛かったのに、抜歯した場合、歯の神経はどこにいっちゃうんだろう?
歯といっしょに抜かれるのは当然として、その神経につながっていたものは? 途中でぶちっとか切れてるのだと思うけど。その神経の切れ端は痛くないんだろうか?
それはともかく、次回はいよいよ残りの左上親知らずを抜く。
2〜3週間あけたほうがいいと思いますと言われるが、年末ど真ん中に抜かれるのもちょっとアレなので
(ほら、忘年会とかあって、親知らず抜いたから食べたり飲んだりできないのって、ねぇ)、
来年にしてもらうことにした。
というワケで、
本日の治療は10分、100円。
次回は、1月6日、おそらく最後の抜歯です。
2003年1月6日(月)
かぜがはやっているようです。
そんなワケで、本当なら、本日左上親知らずの抜歯の予定だったのだが、かぜを引いて体調がすぐれなかったため、日にちをずらしてもらうことに。
そういえば、1本目の親知らずは、かぜ気味の時に抜いて結構大変だった。
ただでさえ抜いた跡が痛いのに、鼻かんだり、くしゃみしたり、せきしたりすると、痛さ倍増だったから。
今回は上の歯なので、よほど大丈夫だとは思ったのだけど、大事をとって。
新しい日付は1月10日です。
かぜ治ってるとよいな。
1月10日(金)
ダメだ。かぜが治らない。
そんなワケで再度ずらしてもらうことに。
けっして親知らずを抜くのがイヤだからずるずると引き延ばしているわけでばありません。
次回は1月17日です。
1月17日(金)
私は、親知らずを抜かれることに関してはすでにベテランとまでは言わないまでも中堅どころくらいではあるのだが、それでも新しい親知らずを抜く前には緊張する。
さて、そんなワケで、かぜもほぼ治ったことだし、本日は、左上の親知らずを抜く。
DHは、高田さんだっけな? 名札が隠れててわからなかった。
意外と顔を覚えていなくて、前にも見た顔なのでたぶん高田さんだと思う。
先生がやってきて、まずは麻酔を打つ。10ヵ所くらい打たれたかな。
麻酔を打つときにチクッとするのは、たいした痛さじゃないんだけど、それでもいつもよりちょっと痛めで憂鬱になる。
麻酔が効いてくるのを待っている間に、高田さんが「抜く歯の周りをきれいにします」と言って、
例のごとくタオルで目を隠し、親知らずのあたりにドリル音のするものを当てる。
そんなことされるの初めてだなぁ。
このとき歯に当てたのは、たぶん、ドリルではなくて、歯を軽くみがく感じの道具だと思われる。
で、それが終わっていったん席を起こし、「気を楽にしてお待ちください」と言われる。
2〜3分待っていても、先生は来ず、この高田さん、じっと待っていることができないのか、
再び席をたおし、目隠しをし、今度は親知らず以外のところをきれいにしはじめた。
まぁ、それはそれでいいのだけど、どうもその途中で先生がやってきたらしく、
なんとなく中途半端な感じで高田さんの作業が突然終了。
どうも、この人、DH長田さんやDH進藤さんと同じにおいを感じるな。
この歯医者の伝統なんだろうか
ちょっとドジな看護婦さん(ていうかDH)って、アニメだったら萌えるかもしれないけど、
現実に自分の担当だったら結構きびしいものがある。
それはともかく、親知らずのほうは、
やっぱりペンチみたいのでかなり強引に引っこ抜いてるっぽい。
メリメリという音がして5分ほどで抜けた感じ。
今回の親知らずもわりと下向きに普通に生えてたので抜くのはラクだったようだ。
あとは、高田さんになにやら処置をまかせて先生退場。
傷跡を(たぶん)消毒して、ガーゼをかまされ、血が止まるまで5分ほどかんでろと言われる。
そして、例によってフロ入るなとかの注意を聞かされる。
高田さんは、やはりじっと待っていることができないらしく、
その間に、今抜いた歯を見せてくれた。「こっちが前歯のほうで、こっちが口の奥のほうです」
うわ、親知らずの奥側、真っ黒だな。こんな状態でよく痛くなかったもんだ。
なんか抜いてよかった感じ。
「奥歯とその前の歯の間も、しっかり磨けていないため黒ずんでますね」
ほんとだ。てことは、このあと虫歯の治療が待ってるのだろうか。
そうこうするうちに5分ほどたち、ガーゼを取る。
「出血はほとんどありませんので、大丈夫ですね」
ほんとだ。ガーゼにぜんぜん血がついてない。
そして奥歯を調べ、先生のところに行く。
「親知らずと接していた奥歯が虫歯になっていますので
今日抜いたところのキズが治ったら治療していきましょう」とのこと。
やっぱりか。ふぅ。
治療時間は35分。1090円なり。
次回は傷口の消毒と経過を見るため、20日です。
帰りに薬局で例の薬をもらった。330円。
麻酔が切れたあとも、ほとんど痛みはなく、痛み止めも飲まなくて済んだ。
ま、ちょっとはれてる感じがあるが、すでに親知らずを抜かれることに関してはベテランとなった私には
このくらいは、大したことではない。
1月21日(月)
私の顔と名前が一致しない記憶力によれば、本日のDHは薙野さん。
最近この歯医者は名札をしないことにしたんだろうか。
本日は、先日抜いた親知らずのチェックと消毒。
特になんの問題もなくあっさり終了。
先生も姿を見せず。
「抜いた歯との間だったところが虫歯になっていますので、肉が固まったら直していきましょう。
2週間後にもう一度消毒に来てください。そのときに、治療する日を決めましょう。」
と、薙野さん。
てことは、次回は虫歯の治療はしないってことか。さっさと直してほしいんだけどな。
治療時間は5分。100円。
次回は2月3日です。まだまだ続く。ふぅ。
2月3日(月)
本日のDHは“じっと待っていられない”高田さん。
やっぱり名札は見えなかったけど、私の中では高田さんに決定。
で、そのDH高田さんが、まずは前回親知らずを抜いたあとを消毒。
先生を呼びに行くが、どうやらほかの患者さんを見てる様子。
だったら、おとなしく待ってればいいものを、高田さんらしく
持ち前の待っていられない性分を十分に発揮して
私の奥歯を掃除し始めた。
といってもなんかピンのようなものでカリカリやってる程度だけど。
そこへ後ろからぬっと先生登場。
抜歯跡をみて、「おっほとんど治ってるな。今回は早いな」とひとりごと。
よしよし、医者たるもの患者の前ではそういうひとりごとを言うべきだ。
で、今回は終了。
次回はその奥歯の虫歯を治すのだが、
「かるく削ってつめるだけなので、型取りとか必要ないし、1回で済むでしょう」
とのこと。本当かな?
本日の治療時間10分。100円。
次回は6日です。
2月6日(木)
今日は、左上奥歯の虫歯を治療。
DHはわりと久しぶりに進藤さん。
先生が来て、「そんなに大きくないので、麻酔もいらないしすぐ終わると思います」
それは安心だけど、前回右下の虫歯では痛い思いをしたので、油断はできない。
で、ドリルのキュイーンという音が聞こえ、奥歯の奥側の面を削っている感じ。
よくそんなとこ削るなぁ、さすがプロだ、とかぼんやり思う。
しばらく削って口をゆすぎ、今度は何か塗ってる感じ。塗ってるというより盛ってる?
そして形を整えてる感じ。おそらく、歯を削ったあとを埋め、歯のほかの部分と違和感が
ないようにしているのだと思われる。
つまり、前回、帰り際に言われたように、今回は金属はかぶせないってことらしい。
次にかみ合わせをみて、今、盛ったものを再びドリルで削ってる感じ。
そして終了。
一瞬だけピクッってな感じがあったけど、痛くなかった。
これで、検診も含めて5ヵ月にわたった今回の治療も終了。
また半年後に検診に来てくださいと言われたけど、たぶん来ない。
それは職場の関係で、この歯医者が遠くなってしまったから。
自宅の近くの歯医者に行くかなぁ。
今日の治療時間は20分、990円。
お疲れさまでした >
オレ
2月14日
親知らずを抜く治療も無事完了したので、まとめてみました。
治療期間:2002年9月11日〜2003年2月6日、149日間
実質日数:16日間
実質時間:360分
治療費:18,630円(保険適用、薬代含む)
抜かれた親知らず:3本
直した虫歯:2本(右下、左上)
--- 将来、親知らずを抜かれることを目指している若いみなさんへアドバイス
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・体調が悪い時は抜くな
かぜぎみでもやめろ。私の場合、最初に右下の親知らずを抜いたとき、実はのどが痛かったのだが、親知らずを抜くとただでさえつばが飲み込みにくいところへ、やっと飲み込んだらのどが痛くて二重につらい。
私は違ったが、鼻をかんだりくしゃみをするのも、つらさは二倍だと思われる。
・上の歯は比較的ラク
これはすべての場合には当てはまらないかもしれないが、私の場合、上の親知らずは2本とも抜くときも抜いたあともほとんど痛みもなくラクだった。
で、以下は下の親知らずを抜く場合。
・麻酔が切れた直後、痛いと覚悟
直後と覚悟で韻をふんでみました。麻酔が切れるのは2〜3時間後。痛み止めの薬を用意しておこう。
・3〜4日は痛む
まぁ、縫うほどのけがと同じことだからね。
・1週間くらいはまともなものは食えない
私の場合、反対側の歯でかんでも、抜いたほうの上の親知らずが抜いた跡に当たって痛かったので、1週間ほどほとんど流動食みたいなもので過ごした。そのかわり、それだとすぐに腹が減るので、いつもは食べない朝食を食べるようになった。おかげで健康に!(?)
一人暮らしの私が助かったのは、コンビニに売ってる、カロリーメイトゼリー、ウィダー・イン・ゼリー、それから、レトルトのおかゆ、インスタントのおかゆ。パンは牛乳にひたしてトロトロにしてから牛乳といっしょに飲め。
・顔はれるよ
私の場合は、そんなに気になるほどは、はれなかったが、まぁはれることはたしか。
・歯磨き粉をつけずに歯をみがけ
抜いたあと、最初のうちは、まともにうがいもできないので、歯磨き粉をつけるとちゃんとすすげないかも。
あと、うがいはぬるま湯でね。
・体を清めてからのぞめ
抜歯当日はフロに入るなと言われる。これはフロにはいると血圧が上がって血が止まらなくなるかもしれないから。なので、前日もしくは当日の朝、しっかりフロに入って体も髪も洗っておくこと。
同様の理由で、当日酒を飲むなと言われる。なので、前日もしくは当日の朝、しっかり飲んでおくこと、うそ。
・そんなに痛くないから心配するな
痛みについては、そうめちゃめちゃいたいワケではない。大人だったら問題なく耐えられる。が、それが3日も4日も1週間も続くとげんなりする。まぁ、けがと同じですな。けがよりはもうちょっと内側から痛んでる感じ。
・大学は出ておけ
なにをするにも、世の中の見聞を広げておくことはいいことだ。大学入っても、勉強はしないかもしれないが、その代わりいろいろ社会勉強ができるだろう。自分の酒の限界を知るいい機会だ。